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9/1全校集会 1 校長講話・生活指導主任の話
校長講話
平和は、私たちの足元から ~尊い命を守り、自ら未来を拓く~
皆さん、おはようございます。 充実した夏休みを過ごし、こうして再び輝くような元気な笑顔で皆さんと再会できたことを、校長として心から嬉しく、そして誇らしく思っています。
この夏休み中、8月15日に旧中川で行われた「旧中川灯篭流し~東京大空襲犠牲者慰霊~」に、本校の代表として参列してきました。
静かに流れる川面を見つめながら、私はかつてこの場所で起きた悲劇に思いを馳せました。 昭和20年、東京大空襲の夜。燃えさかる猛火から逃れようと、約3,000名もの尊い命が旧中川の冷たい水の中に消えていきました。そしてその中には、いま目の前にいる皆さんと同じ、未来を描くはずだった多くの中学生や小学生の命があったのです。一瞬にして夢も希望も奪われてしまった子どもたちの無念さを思うと、胸が締め付けられ、涙がこぼれそうになりました。
私は「世界平和」と刻んだ灯篭を静かに川へと流しながら、哀悼の誠を捧げるとともに、「この悲劇を絶対に繰り返してはならない」と、心の中で強く誓いました。
式典の中で、大久保江東区長は「天災とは異なり、戦争は人の手で止めることができる」というお言葉を私たちに伝えてくださいました。戦争は「人の手で止めることができる」、この言葉は、私の心に深いくさびのように打ち込まれました。
戦争とは、ある日突然、遠い世界で起きるものではありません。目の前の相手を認め合わない心、平気で相手を傷つける言葉、そうした日々の小さな摩擦や冷淡さの積み重ねの果てに生まれるものです。だからこそ、私は今、皆さんに伝えたい。
「いかなる理由があろうとも、暴力によって物事を解決することは絶対にできません。」
そして、この「暴力」とは、決して拳を振るうことだけではありません。 人を傷つける「言葉の暴力」、相手を怖がらせ力で支配しようとする「威圧的な態度」。これらもまた、人の心と尊厳を踏みにじる明確な暴力なのです。
平和とは、遠い国の外交問題ではありません。私たちの足元にある、この学校、この教室の日常から始まるものです。 本校において、言葉の暴力や威圧的な態度は絶対に許されません。
教職員と全生徒が手を取り合い、団結して、一人一人の尊厳を守り抜く学校をつくっていこう。
本校の学校目標は、「思いやりの心をもち、主体的に行動できる人間」の育成です。
今日から始まる新たな教育活動の中で、私は、生徒一人一人が主役となってほしいと心から願っています。 「誰かがやってくれる」のを待つのではなく、皆さん自身が中心となり、主体的に平和で平等な学校づくりに貢献してください。相手の痛みを感じ取り、その気持ちを深く思いやれる温かい仲間の輪を、皆さん自身の行動で、この手で創り上げていきましょう。
公開日:2026年09月01日 10:02:14
更新日:2026年09月01日 10:07:33