9/1 全校集会  生活指導主任の話

9/1 全校集会  生活指導主任の話
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◯想像力を高めて生活をしよう
 9月の目標、成長のためのキーワードは「想像力」に決めました。皆さん夏休みはどのように過ごしましたか?私は自分の趣味もして楽しむことができました。趣味の1つが野球で、野球のチームメイトにこんな話題を振りました。「夏休みはどこか出かけるの?」それに対して彼は言いました。「いやー、奥さんの地元、熊本県に行く予定だったけど、震災があったから自分の家でゆっくり過ごすかな」熊本に住む家族の命や怪我などの健康状態は問題がなかったようです。家の外観自体も無事でしたが、家の中の状況、家具などはグチャグチャに倒れたり壊れたりしてしまったそうです。熊本で最大震度7の地震が起こったのは7月28日です。私が彼と話をしたのは地震が起きてから約3週間後。彼と話しをする瞬間、私は熊本で起きた地震のことは考えていませんでした。なぜなら私も彼も東京で生まれて東京で育っているからです。熊本県の震災のことはテレビやニュースで見る度に胸が苦しくなり、悲しい気持ちがありました。ただ、数日するとニュースでも報じなくなり、自分の生活とは直接的に関係がない状況で、震災があったという意識は薄れていました。私の家族、身内にも熊本県と直接関わりのある人はいません。
 何気ないやり取りでしたが、今回のことで学びました。自分や自分の家族が震災の当事者でなくても、自分と関わっている人は当事者かもしれない。自分の関わっている人は当事者じゃなくても、自分が関わっている人の関係者や大切な人は当事者かもしれない。今回は私の友人にとって大切な人が震災に直接的に関係していました。幸いにも、彼とのやり取りで私が傷つけたりすることはなかったとは思っていますが、「想像力」をもって他者と関わることは、普段から必要なだけでなく、特に世の中で大きな出来事が起きた時や、生命に関わる出来事が起きた時などは、より考える必要があると実感しました。話を学校生活に置き換えると、普段から「誰かの傷に刺さりそうな言葉」は絶対に言ってはいけないということを再確認する機会にもなりました。どのような会話の内容や言葉が人を傷つけてしまうかは想像してもキリがありませんが、以前から亀戸中からなくしたい言葉が一つあるので共有します。「死ね」という言葉です。使う人は、悔しい気持ちや嫌な感情をその言葉に置き換えて言っているのだと思います。本当に誰かを傷つけていっているわけではなく、一時的に熱くなった感情で言っている場面もあるのかなと思っています。ただ、絶対に言ってはいけない言葉です。亀戸中には500人を超える生徒がいます。40名を超える先生たちがいます。主事さんや給食室の方々もいます。合計600にもなる仲間と直接関わって生活をしています。また、600にもなる人たちにはそれぞれ家族がいます。親戚がいます。ペットの命もあるかも知れません。何気ない「死ね」という発言が誰かの傷に刺さる可能性があります。600名ものことを常に考えて生活することは難しいですが、使ったら誰かが傷つく可能性のある言葉については普段から想像力を高めて考えてください。皆さんの行動や言動などの様子を見て、他者とよりよく関わるために先生たちが気付いたことがあればアドバイスをしていきます。一緒に勉強していきましょう。
 さて、「想像力」という目標は、他にも色々な想いを込めて設定しました。理由は、学校生活を過ごしてきたという経験があるからです。経験したことなら、想像できるはずです。テストが近いです。どれくらいの準備をすれば目標に到達できるか「想像」して行動してください。クラスメイトとの生活も夏まで経験を積みました。互いの個性を理解して、どのように関わればよりよい関係になるか「想像」して行動してください。逆に言えば、相手が気にしていることや嫌がることも想像できるはずです。それはしてはいけません。想像してください。3年生は修学旅行があります。中学校生活の集大成でどのような行動を取れば良いか想像してください。逆に最後の宿泊行事で自分勝手な判断や行動があると、周囲にどのような影響が出るか、先生たちがどう感じるか、「想像」して行動してください。
 次の長い休みは冬休みです。12月末まで文化祭や合唱コンクールもあります。部活やテスト、受験も近づきます。努力が必要で、大変に感じることも多いですが、いつも自分がやり遂げて成長した姿を「想像」して前向きに頑張っていきましょう。学校は必ず皆さんが成長できる場所です。最高ですよね。今日からまた一緒に頑張りましょう。

公開日:2026年09月04日 08:01:06
更新日:2026年09月04日 08:02:51