生徒会専門委員の男女枠について考える

 近年、ジェンダーフリーという考え方が広まっています。「性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、個人個人の能力を生かして自由に行動・生活できること」と言う意味合いがあります。亀戸中の生活の中でも、このような考えを大切にしたいと考えています。
 そこで、生徒会専門委員の男女枠について生徒が考える機会を設けました。生徒会専門委員会の活動はそれぞれ仕事内容が異なるので、委員会ごとに仕事内容や特徴を踏まえて考える必要があります。7月中にクラスとしての意見をまとめ、9月の生徒総会で発表する予定です。
 学級討議をするに当たって、7月の全校朝礼で生活指導主任からジェンダーフリーの考え方について話をしました。大切なことは、互いに違うから理解し合えないと決めつけるのではなく、違うからこそお互いのことをよく思いやって考えて生活できるようになることです。
 私からは多様性をテーマに話をしました。多様性とは、「個人や集団の間に存在しているさまざまな違い」といった捉え方をし、人種や性別、年齢、宗教、価値観、障がいの有無などにおいて、異なる属性を持った人々が組織や団体の中で共存している状態を示します。多様性がなぜ大切かというと、異なる捉え方や考え方を持つ様々な視点で物事を見ることができます。また、互いが異なるからこそ、互いに助け合うことができ、新しいアイデアを生み出すことができるからです。
 多様性を尊重するには、ひとりひとりの考え方の違いに気付き、それをお互いに認め合うということです。お互いを理解し、認め合い、お互いの存在を大切にできる生徒の育成を目指します。(2024年7月)


更新日:2024年07月08日 18:00:37