【タイトル】
生徒会朝礼の様子【本文】
7月の生徒会朝礼の様子です。今回の生徒会長の言葉を掲載いたします。 『皆さんおはようございます。一年の半分が過ぎ、夏休みまで残り4日となりました。そこで今日は脳の錯覚の性質をまじえながら、「夏休みをどう過ごすか」について話したいと思います。3つの脳の錯覚について話すので夏休みをうまく過ごすヒントにしてほしいと思います。 まず1つ目は、脳は「考えたこと」と「実際にやったこと」を区別できないということです。例えば、スポーツ選手がイメージトレーニングをすると実力が本当に上がったりすることがあります。それは脳が「実際にやった」と勘違いし筋肉や反応がほんの少しですが実際に活性化するからです。つまり、たとえ体を動かしていなくても、頭の中で「うまくいった自分」をしっかり想像するだけで、脳はそれを経験のように受け取ってくれるということです。夏休みの中でも理想の自分や時間の過ごし方を想像しておくと行動に移しやすくなるかもしれません。 2つ目は、「ラベリング効果」というものです。ラベリング効果とは、人から言われた言葉が、自分のイメージや行動に影響を与えるという心理現象です。例を挙げると「君って真面目だね」と言われ続けると、だんだん自分も「真面目な自分」であろうとする、というものの事をいいます。逆に「だらしないね」と言われ続けると本当にだらしなくなってしまうこともあるかもしれません。つまり、自分や人にかける言葉が、その人のイメージや行動に影響を与えるということです。そこで、ラベリング効果をうまく使っていくことが大切になってきます。このラベリング効果は、自分が自分にかける言葉でも起こります。夏休みは、自分の時間が増えると思うので「自分にどんな言葉をかけるか」がとても大事になります。「どうせ自分はできない」と思うのではなく、今日できた小さなことでも自分を褒めてあげることで、脳は「自分ってやれるんだ」と感じ、自然と前向きな気持ちに変わっていきます。 3つ目は、「ありがとう」という習慣をつけるということです。ありがとうということで脳にも良い影響を与えることがわかっています。ストレスが減ったり、前向きな気持ちになれたりするそうです。また、気持ちが辛くなってしまったときでも笑ってみると自然と気持ちが楽になるという検証結果もあります。夏休み中も、身のまわりの人に「ありがとう」を伝えたり、笑顔を大切にしたりすることで、相手だけでなく自分の心も元気にすることができると思います。 これから始まる夏休みは、人それぞれ違う過ごし方になると思いますが、 自分の脳とうまく付き合いながら、自分の気持ちを大切にして過ごしていってほしいと思います。』【添付ファイル】
生徒会長 上履きの名前を消してくださいIMG_8871.JPG